[Shapes]

Icon	コントロール	ユニットスコープ	DocWiki (ja)	DocWiki (en)
	TArc	FMX.Objects	[DocWiki]	[DocWiki]
	TCalloutRectangle	FMX.Objects	[DocWiki]	[DocWiki]
	TCircle	FMX.Objects	[DocWiki]	[DocWiki]
	TEllipse	FMX.Objects	[DocWiki]	[DocWiki]
	TImage	FMX.Objects	[DocWiki]	[DocWiki]
	TLine	FMX.Objects	[DocWiki]	[DocWiki]
	TPaintBox	FMX.Objects	[DocWiki]	[DocWiki]
	TPath	FMX.Objects	[DocWiki]	[DocWiki]
	TPie	FMX.Objects	[DocWiki]	[DocWiki]
	TRectangle	FMX.Objects	[DocWiki]	[DocWiki]
	TRoundrect	FMX.Objects	[DocWiki]	[DocWiki]
	TSelection	FMX.Objects	[DocWiki]	[DocWiki]
	TSelectionPoint	FMX.Objects	[DocWiki]	[DocWiki]
	TText	FMX.Objects	[DocWiki]	[DocWiki]
	TGlyph (XE8 以降)	FMX.ImgList	[DocWiki]	[DocWiki]

このカテゴリのコントロールには Fill 及び Stroke プロパティを持っているものが多いです。

Fill プロパティ

背景を塗り潰すためのプロパティです。

• bkNone
  塗り潰しは行われません (＝透過)。
• bkSolid
  Fill.Color プロパティで指定した色で塗り潰されます。
• bkGradient
  Fill.Gradient プロパティで指定したグラデーションで塗り潰されます。
• bkBitmap
  Fill.Bitmap.Bitmap プロパティで指定した画像でで塗り潰されます。塗り潰しのパターンは Fill.Bitmap.WrapMode で指定します。
• bkResource
  Resource.StyleResource プロパティで指定した TBrushObject で塗り潰されます。しかしながら、TBrushObject はコンポーネントパレットには存在しません。主に FMX スタイル内で使われます。

See Also:

• FMX.Objects.TShape.Fill (DocWiki)
• Rectangle をグラデーションで塗り潰すには？ (FireMonkey Tips)
• FMX スタイル用コンポーネント (Delphi Forum)

Stroke プロパティ

線を描画するためのプロパティです。

Fill.Kind を参照して下さい。

• scFlat
  線の終端は四角です。
• scRound
  線の終端は丸められます。

• sdSolid
  実線
• sdDash
  破線
• sdDot
  点線
• sdDashDot
  1 点鎖線
• sdDashDotDot
  2 点鎖線
• sdSolid
  カスタム。SetCustomDash() で設定する必要があるため、オブジェクトインスペクタからは指定できません。

• sjMiter
  継ぎ目は角張っています。
• sjRound
  継ぎ目は丸まっています。
• sjBevel
  継ぎ目は斜めになっています。

線の幅をピクセル数で指定します。

See Also:

• FMX.Objects.TShape.Stroke (DocWiki)
• Rectangle をグラデーションで塗り潰すには？ (FireMonkey Tips)

エフェクトコントロールとの関係

TShape から派生した図形コントロールにエフェクトコントロールをぶら下げた場合、その効果はコントロールの矩形ではなく、矩形内に描画された図形に対して作用します。

画像は TCircle に TGlowEffect をぶらさげてみた例です。

円弧状のシェイプです。

吹き出し状のシェイプです。吹き出しの (三角の) 位置は CalloutPosition プロパティで指定します。

ShapeType を stCircle にした VCL の TShape と同等です。

ShapeType を stEllipse にした VCL の TShape と同等です。

XE4 以前:
VCL の TImage と同等です。Bitmap プロパティに画像を指定します (画像には BMP / JPEG / GIF / PNG / TIFF 等が使えます)。

XE5 以降:
MultiResBitmap プロパティに一枚或いは複数枚の画像を指定します (多重解像度ビットマップ: 画像には BMP / JPEG / GIF / PNG / TIFF 等が使えます)。依然 Bitmap プロパティは使えますが、Public であるため、オブジェクトインスペクタから画像を指定する事はできません (多重解像度の複数の画像から最も適した解像度の画像を取得する用途で使われる事が殆どでしょう)。多重解像度の画像を表示する必要がない場合には TImageControl または TImageViewer を使ってください。

WrapMode プロパティ (TImageWrapMode) で画像の表示方法を変更できます。背景は透過します。

• iwCenter
  元画像のサイズで画像を表示します。画像サイズがコントロールサイズよりも小さい時はコントロールの中央に表示されます。
• iwFit
  アスペクト比を保ったまま拡大/縮小して画像を表示します。画像サイズがコントロールサイズよりも小さい時は中央に表示されます。
• iwOriginal
  元画像のサイズで画像を表示します。画像サイズがコントロールサイズよりも小さい時は左上に表示されます。
• iwStretch
  画像をコントロールサイズに拡大/縮小して表示します。
• iwTile
  画像をタイル状に敷き詰めて表示します。

See Also:

• 多重解像度ビットマップの使用 (DocWiki)
• FMX.MultiResBitmap.TFixedMultiResBitmap (DocWiki)
• FMX.Objects.TImage.Bitmap (DocWiki) - XE4 以前
• FMX.Objects.TImage.Bitmap (DocWiki) - XE5 以降
• MultiResBitmap エディタ (DocWiki)

線状のシェイプです。

VCL の TPaintBox と同等です。画像を保持しないので、OnPaint イベントにて自前で描画する必要があります。

パスを表示できるシェイプです。

パスデータを実行時に文字列で設定するには TPath.Data.Data に代入します。

WrapMode プロパティ (TPathWrapMode) で表示方法を指定できます。

• pwFit
  余白は無視されます。領域のサイズに合わせてパスのグラフィカル表示のサイズを変更します（画像の幅と高さの比率は維持されます）。
• pwOriginal
  パスオブジェクトで指定された元のパスサイズを使って、パスのグラフィカル表示を描画します。余白も考慮されます。
• pwStretch
  余白は無視されます。領域全体を占めるようにパスのグラフィカル表示を拡大します。
• pwTile
  パスのグラフィカル表示を繰り返し並べて領域を埋めるよう描画します。パスオブジェクトで指定された元のパスサイズを使って描画します。

See Also:

• FireMonkey 3D (DocWiki)
• パス マークアップ構文 (MSDN)
• Extensible Application Markup Language (XAML) (Wikipedia)
• Scalable Vector Graphics (SVG) (Wikipedia)
• TPathLabel - FireMonkey Components [Standard] (FireMonkey Tips)
• TPath3D - FireMonkey Components [3D Shapes] (FireMonkey Tips)
• 文字列を装飾して描画するには？ (FireMonkey Tips)

扇状のシェイプです。

ShapeType を stRectangle にした VCL の TShape と同等です。

ShapeType を stRoundRect にした VCL の TShape と同等です。

選択矩形を示すコントロールです。TSelection の子として他のコントロールを配置する事ができます。

例えば、TSelection の子として TRectangle を配置し、TRectangle のプロパティを

• Align: alClient
• HitTest: False

HideSelection プロパティを True に設定するとセレクションポイントが非表示になります。Proportional プロパティを True に設定するとアスペクト比を保った拡大/縮小が可能になります。

選択点を示すコントロールです。単独で使うことはあまりないと思います。

TSelectionPoint を移動させた時のイベントは OnTrack です。

テキストのシェイプです。TLabel と異なり Stretch プロパティを True にして拡大/縮小させる事ができます。HorzTextAlign プロパティと VertTextAlign プロパティで表示位置を変更する事ができます。

TImageList に格納された画像を描画するためのコントロールです。