USB 電源供給ケーブル

USB 電源供給ケーブルについての記事です。

ポケコンの電圧は 6V です。



USB 6V 昇圧ケーブル

DC 電源供給ケーブルなんてものが売ってあります。

USB 6V 昇圧ケーブルとダミー電池 4 本がセットになっていて、本来は乾電池 4 本 (6V) で動作する機器を USB 電源で動作させるための製品です。

ダミー電池に付いているケーブルは薄いので、多くの機器はそのまま電池ボックスの蓋を閉める事ができます。

昇圧ケーブルはちゃんと 6V に昇圧されています。

ダミー電池をポケコンに入れて動かす事もできますが、ケーブルを抜いたら内容が消えてしまいますのであまり実用性はないと思われます。

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簡易的な接続

昇圧ケーブルの DC ジャックは標準的な 2.1mm なので、最低限スクリュー端子台付きの DCジャックと、ブレッドボード用のジャンパーワイヤーがあればポケコンと接続できます。昇圧ケーブルはセンタープラスなので、端子台にある刻印はそのまま読んで大丈夫です。

ポケコンのペリフェラルコネクタ (11P) の上から 2 番目に+、3 番目にマイナスのケーブルを挿します。

接続がちょっと心許ないので、後述のアダプタを作成する事をオススメします。

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電源供給用アダプタ

電源供給用アダプタを作るにあたって必要な部品は次の通りです。

部品 数量
片面ユニバーサル基板 (ブレッドボード配線パターンタイプ) (秋月電子) 1
2.1mm 標準 DCジャック (4A) 基板取付用 (秋月電子) 1
ピンヘッダ (オス L 型) 1x40 (40P) (秋月電子) 1
ピンソケット (メス) 1x12 (12p) リード長 10mm (秋月電子) 1

※すべて秋月電子で揃います。

  1. 部品を用意します。L 字ピンヘッダは 11 ピンにカットし、ピンソケットは 11 ピンになるよう、一本抜いてカットし、一旦ユニバーサル基板に挿してそのまま 90°に曲げてください。
  2. 基板をカットします。
  3. (ブレッドボードに無理矢理挿せる) DC ジャックを加工します。判りにくいと思いますが、画像右端のピン (センターピン端子) をクランク状に曲げて調整します。あまり何度も曲げていると金属疲労で折れますので、予備を買っておいた方がいいかもしれません。
  4. コネクタ類をハンダ付けします。裏から見た図になっている事に注意してください。
  5. ジャンパーを 2 本飛ばします。センターピン (+) を 11 ピンの上から 2 番目に、Tip (-) を上から 3 番目に接続します。
  6. 給電アダプタの完成です。使う前に極性やピンが間違っていないかをテスターで調べてください。

コンパクトな給電アダプタになりました。

ピンソケットはスルー端子となっているので、シリアル通信ケーブルCE-126P エミュレータを接続して使う事もできます。

そんなに難しくないので、一つ作っておくと便利かと思います。

DC ジャックを生やすと昇圧ケーブルを使いまわせます。


注意点

幾つか注意点があります。


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