Arduino で扱う基本的なパーツについてです。
最初は Amazon で抵抗バッグを購入するといいと思います。「あの抵抗がないだけなのに!」 となる事もないでしょう。カラーコードは読みにくいですが、金属皮膜抵抗がいいと思います。電気抵抗の単位はΩ (オーム) です。
特定の抵抗だけ減ると思うので (1k とか 10k とか)、そういうのは秋月電子で個別に買いましょう。
ブレッドボードの穴の位置でリードを曲げるにはリードベンダーがあると便利です。
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必須ではありません。Arduino 互換機の場合、間違った抵抗がついている事がありますが、そういうのを直すのに使います。
0603 や 0805 とかいうのはチップ抵抗のサイズです (inch)。1608 や 2012 は mm 表記で、混在して使われる事があるので要注意です (0402 や 0603 は inch /mm どちらにもある)。下の画像は 0603 / 1608 サイズの 1.5kΩ抵抗です。
作業時には、ポリイミドテープで対象箇所の周りを覆ってやると作業に集中できます。関係ない場所の部材を剥がしたり焦がしたりというミスも減ると思います。
ポリイミドテープは絶縁性の他に耐熱性もあるのでこういう用途にも使えます。
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Arduino で馴染みがあるのは 22pF と 0.1μF でしょうか?最初は Amazon でコンデンサバッグを購入するといいと思います。「あのコンデンサがないだけなのに!」 となる事もないでしょう。コンデンサの静電容量単位はF (ファラド) です。
ミリ以下の単位はあまり馴染みがないので、いきなり言われると混乱してしまいますよね。回路図には 1nF って書いてあるけれど、商品としては 1000pF で売ってあったり。
μF (マイクロ) |
nF (ナノ) |
pF (ピコ) |
1000μF | ||
100μF | ||
10μF | ||
1μF | 1000nF | |
0.1μF | 100nF | |
0.01μF | 10nF | |
0.001μF | 1nF | 1000pF |
0.1nF | 100pF | |
0.01nF | 10pF | |
0.001nF | 1pF | |
0.1pF | ||
0.01pF | ||
0.001pF |
低電圧しか扱わないと思うので、秋月電子で積層セラミックコンデンサを個別に買ってもいいと思いますが、お高めです。
必須ではありません。パスコンを追加したい時とかでしょうかねぇ...。
とりあえずバッグを一つ買っといてもいいですけど、個別に秋月で買うのがいいような気も。
言うほど使いませんよね?
光拡散キャップはあった方がいいと思います。目が焼けます。
必須ではありません。Arduino 互換機の場合、色の違う LED がついている事がありますが、そういうのを直すのに使います。
極性はチップの裏に印刷されています。
ブレッドボードに挿すためのピンヘッダは秋月の細ピンヘッダ一択です。もし、通常のピンヘッダが最初からハンダ付けされていたら、秋月の細ピンヘッダへ付け替える事も考慮しなくてはならない程です。
理由は秋月電子の "新しいピンヘッダ" を読めばお判り頂けると思いますが、普通のピンヘッダをブレッドボードに挿すと径が大きいので接点金具を痛めるのです (穴がガバガバになる)。そしてそもそもブレッドボードに挿さりにくく、ちょっとでもナナメにハンダ付けされているとうまく挿せずにイライラする事になります。
秋月の細ピンヘッダが 0.5mm なのに対し、通常のピンヘッダは 0.65mm あります。
ただし何でもかんでも秋月の細ピンヘッダを使えばいいという訳ではありません。例えばジャンパーピン用のヘッダには普通のピンヘッダが必要 (普通のピンヘッダが適当) です。
秋月の細ピンヘッダを常用すると、製品付属のものをあまり使わないので、通常のピンヘッダは余っているとは思うのですが。
二列になっているものやL型になっているピンヘッダもあります。
普通のピンヘッダを ICSP 端子用に 2 列にして使ったり、Pro Mini の FTDI ヘッダ用に曲げて使う事も可能ですが、見栄えを考えるなら別途購入しておくといいでしょう。普通のピンヘッダを 2 列にして使うとズレたりしますし、曲げて使っても L 型ピンヘッダと同等にはなりません。
また、L 型のピンヘッダには短辺に樹脂の基部があるものと長辺に樹脂の基部があるものがあります。
※ Type-A / Type-B の名称は当方が便宜上付けたものです。
たまに必要になるピンソケットですが、ピンソケットは秋月の分割ロングピンソケットをオススメします。
謳い文句通りに1極を犠牲にしなくて済むとは限らず、何も考えずにペンチで折ったら普通に1極犠牲になりますが、それでも通常のピンソケットよりは加工しやすいです。
シールドに使うには足の長いピンソケットを使います。
ピンヘッダとピンソケットのラインナップは秋月電子が豊富なので、まとめて買っておくと便利かと思います。まとめ買いすれば送料を考えても安く済むかと。
ジャンパーワイヤーは多めにあると便利です。長短混じっているものよりも、同じ長さの方が使い勝手はいい気がします。裂いて使うタイプはワイヤーがまとめられて便利です。
[20cm]
[10cm]
[20cm]
[10cm]
[20cm]
[10cm]
[20cm]
[10cm]
長い?長かったら自分で加工すればいいのです。
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ジャンパーケーブルも多めにあると便利です。
接触の悪い穴があったり、ハンダ付けの台 (治具) に使って穴が溶けたブレッドボードを再利用して整理すると便利です。ジャンパーケーブルのケースや袋をひっくり返しても大惨事になりませんので。
ジャンパーケーブルはワイヤーストリッパーとリードベンダーがあれば自作できます。実は自作した方が高くつくのですが、人に見せるためのブレッドボードを作るのなら自作もアリだと思います。
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