Arduino Nano に関する記事です。
Arduino Nano は...
ボードサイズ | 普通 | 小さい | ||
書き込み装置 | あり | なし | あり | なし |
ATMega328P | Arduino Uno | Arduino Pro | Arduino Nano | Arduino Pro Mini Arduino Mini (05) |
ATMega32U4 | Arduino Leonardo | Arduino Leonardo (ピンソケット無し) |
Arduino Micro Da Vinci 32U*1 |
Pro Micro*2 |
*1 Strawberry Linux 社の製品で正式な Arduino ではない。 *2 SparkFun 社の製品で正式な Arduino ではない。
簡単に言えば小型化された Arduino Duemilanove です (Uno の小型化版ではない)。
See Also:
Arduino Nano の購入はオススメしません。
"Pro Mini (Mini 05) + 書き込み装置" が Nano とほぼ同等でトラブルがありませんし、Pro Micro なら USB<->シリアルの問題も出ません。つまり、この製品を購入する必要があるケースというのは、
...という割とニッチな用途となります。一応、商品リンクを貼っておきます。
(互換品は) 問題を抱えている製品だと割り切って購入する分にはいいと思います...安いですし。また、USBasp をお持ちであれば、最悪でも I(C)SP 端子経由でスケッチを転送する事ができます。
A6(20) / A7(21) はアナログ入力専用です。四隅の穴は端子ではないのでピンヘッダをハンダ付けする際には注意が必要です。
See Also:
オリジナルなら FT232RL のドライバ、コピー品なら多くは CH340 のドライバをインストールする必要があります。ボード裏の USB<->シリアルチップが何なのか確認してください。Windows 10 の場合にはドライバを自動検索すれば自動でインストールされると思います。うまくいけば Nano を接続した時にドライバを勝手にインストールしてくれます。
ボードは Arduino Nano を選択します。
2018/01 に新しいブートローダーが公開されました。書き込み時に avrdude: stk500_recv(): programmer is not responding のエラーが出る場合には [ツール | プロセッサ] で ATmega328P (Old Bootloader) を選択するか、[ツール | ボード] で Arduino/Genuino Uno を選択して書き込んでみてください。
新しいブートローダー/ボード定義の利点は以下の通りです:
互換機の場合、古いブートローダー (Old Bootloader) が書き込まれている場合があります。最新版の IDE に更新しブートローダーを最新のものに更新しておくといいでしょう。
古いブートローダー/ボード定義は 57600 bps、新しいブートローダー/ボード定義は 115200 bps で通信するため、新しいブートローダーを書き込んだ後でスケッチをアップロードできなくなる事があります (安い互換機等)。このような事態に陥った場合には以下のいずれかの方法を採る必要があります。
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いくら CH340 (あるいはその偽造品) であっても 115200 bps で書き込めない事はそうそうないと思うので、設定が間違っていないかをよく確認してみてください。
Nano のブートローダー/ボード定義では Uno に比べて使えるフラッシュメモリの量が少なく、Uno のスケッチが書き込めない事があります。例えば、Nano として空のスケッチを書き込むとこうなります。
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[ツール | ボード] で Arduino/Genuino Uno を指定してスケッチを書き込むとこうなります。使えるフラッシュメモリが Nano よりも 1.5KB 程多いのが判ります。
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ブートローダーは Nano 用の新しいものか、Uno のものを書き込んでおくといいでしょう。
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