LCD とプッシュボタンがコンボになっているシールドです。LCD のコントラストは左上の半固定抵抗 (RP1)で調整できます。
このシールドは 5V 専用となっており、SainSmart の UNO 互換機 (サインスマート改造バージョン) で使う場合にはスライドスイッチを 5V 側に設定しなければなりません。3.3V ではどうやっても SELECT ボタンの状態を検出できません。
若干形状が異なりますが、ほぼコンパチで安価なシールドもあります。
ピンアウトは以下のようになっています。
上中央のピンソケット (J8) は APC220 という無線モジュールを取り付けるためのものです (技適通ってないと思います)。
番号 | ピン |
1 | GND |
2 | VCC |
3 | (N/C) |
4 | D1 (RXD) |
5 | D0 (TXD) |
6 | (N/C) |
7 | (N/C) |
USB<->シリアルモジュールを接続したりできます。
右上のピンヘッダ (J5) はこのシールドで使われていないデジタルピン (#13~#11, #3~#0) + GND + VCC が出ています。
番号 | ピン |
1 | D13 |
2 | D12 |
3 | D11 |
4 | D3 |
5 | D2 |
6 | D1 (RXD) |
7 | D0 (TXD) |
8 | GND |
9 | VCC |
下中央のスルーホール (J7) は電源系のピンが出ています。
番号 | ピン |
1 | RST |
2 | 3.3V |
3 | 5V |
4 | GND |
5 | GND |
6 | VIN |
右下のピンヘッダ (J6) の S 列にはこのシールドで使われていないアナログピン (#1~#5) が出ています。
番号 | ピン |
1 | A1 |
2 | A2 |
3 | A3 |
4 | A4 |
5 | A5 |
G 列は GND、V 列は VCC です。
ピン | 機能 |
A0 | ボタン (Right, Up, Down, Left, Select) |
D4 | DB4 |
D5 | DB5 |
D6 | DB6 |
D7 | DB7 |
D8 | RS |
D9 | Enable |
D10 | バックライトコントロール |
テストスケッチは以下のようになります。どのボタンが押されたかはアナログピン #0 の値を読んで閾値で判断します。分圧回路なので、理屈的にキーの同時押しには対応していません。
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シリアルモニタを開いてキーを押すとそのキーのアナログ値が取得できます (RESET は除く)。このアナログ値は個体差があるため、adc_key_val[5] で設定されている閾値を調整する必要があります。押したキーと異なるキー名が表示される場合は閾値の調整不足です。
それと些細な事ですが、このシールドは LEFT ボタンの裏面の端子が Arduino の DC ジャックに干渉します。ほんのわずかですがシールドが浮いてしまうので、私は DC ジャックにピンバイスとハンドドリルで浅く穴を掘っています。
それでも電池ボックスや AC アダプタのプラグは SELECT ボタン裏の端子に干渉するのですが…(^^;A
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