アニメーション効果って?
FireMonkey の FMX.Ani 名前空間にはコントロールをアニメーションさせるためのクラスが用意されています。従来の VCL でも、Vista 以降なら Windows Animation Manager が Windows 標準の機能として使えました。FireMonkey には、これと同等の機能が標準で備わっています。
アニメーション関係は文章で説明するのが難しいので、とりあえず簡単なデモを。
- [ファイル | 新規作成 | FireMonkey HD アプリケーション]
- Button をフォームの中央に一つ貼ります。
- Button1 の Width プロパティにはフィルムのようなアイコンが付いています。
- フィルムアイコンのある箇所にはアニメーション効果を付ける事ができます。
コンボボックスをドロップダウンして [TFloatAnimation の新規作成] を選びます。
- FloatAnimation1 のプロパティを画像のように指定してみます。
- AutoReverse: True
- Enabled: True
- Loop: True
- StartFromCurrent: True
- StartValue: 80
- EndValue: 200
- コンパイルして実行します。
実行するとボタンの幅がアニメーションします。また、フィルムアイコンがないプロパティでも型さえ合っていればアニメーションさせる事ができます。
- [Animations] にあるコントロールを子コントロールとして貼りつける。
- PropertyName プロパティでアニメーションさせたいプロパティを設定。
一度設定したアニメーションを取り消すには [構造] ペインで 〔Delete〕 キーを押します。フォームデザイナやオブジェクトインスペクタから削除できないのが直感的ではないのですが...。
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