1.8 inch の LCD ディスプレイです。バックライト付きモノクロ 84x48 フルグラフィックです。携帯電話液晶の再生品なので多少のキズがあります。神経質な方には向いていないかも。
Amazon 等で購入できます (購入時価格: ¥340)。
本製品は 3.3V 動作です。接続方法が全く違うので、類似製品の接続を参考にしないようにしてください。出品者も混乱しているのかわかりませんが、例えばこの Amazon の商品画像の4枚目は明らかに間違っています。
シルク印刷のままですね。通常のピンヘッダが付属していますが、私は秋月の細ピンヘッダを使いました。
ジャンパ JP をハンダブリッジすると、バックライトが常に ON になります。
私が購入したものは液晶のシールドが2か所外れていました...動作に支障はなかったのですが、念のためにハンダ付けしておきました。ですが、後悔しないようにこの記事は最後まで読む事をオススメします。
5V 動作 Arduino が左、3.3V 動作 Android が右の接続になります。ロジックレベル変換に関しては microSD カードの記事を参考にしてください。
類似商品では LED という端子があり、ここへ 3.3V を繋いでいますが、本製品はアノードコモンなので、 LIGHT を GND へ落すとバックライトが点灯します。
LCD | Arduino |
8 GND | GND |
7 LIGHT | GND |
6 VCC | 3.3V |
5 CLK | D8 |
4 DIN | D9 |
3 DC | D10 |
2 CE | D12 |
1 RST | D11 |
Arduino と LCD ディスプレイとの接続は SPI (Serial Peripheral Interface) となります。以下からライブラリを入手します。
サンプルスケッチは [ファイル | スケッチ例 | LCD5110_Graph | Arduino (AVR)] にありますので、コンパイルして実行してみてください。
コントラストは InitLCD() に渡す引数や、contrast() で変更できます (デフォルト: 70、0 ≦ n ≦127)。 また、ピン番号さえ間違わなければ、類似商品のライブラリでも動作すると思います。
5V / 3.3V を切り替えられる互換機だとテストに便利ですね。
Nokia 5110 / 3310 と言えばアレやってみたいですよね、アレ!
5V 動作 Arduino が左、3.3V 動作 Android が右の接続になります。ロジックレベル変換に関しては microSD カードの記事を参考にしてください。
先程とはちょっと接続ピンが違います。
LCD | Arduino |
8 GND | GND |
7 LIGHT | GND |
6 VCC | 3.3V |
5 CLK | D13 |
4 DIN | D11 |
3 DC | A2 |
2 CE | A1 |
1 RST | A0 |
ライブラリは...
サンプルスケッチは [ファイル | スケッチ例 | Gamebuino] にありますので、コンパイルして実行てみてください。
コントラストは Display::setContrast() で変更できます (0 ≦ n ≦127)。この LCD とライブラリが何を意味するのか解る人には夢が広がりますね (w
この製品はアノードコモンなので使いにくい事があります。ちょっとした改造でカソードコモン化する事ができます。
以上でカソードコモン化の作業は完了です。
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