10BASE-T のイーサーネットボードです。MAC アドレスが付属しないので、インターネットに接続する場合には MAC アドレスをどうにかしましょう。
Amazon 等で購入できます (購入時価格: ¥320)。なお、HR911105A というのはRJ-45 コネクタの品番であって、このボードの品番ではありません。シールはさっさと剥がしましょう (^^;A
Arduino Nano のシールドとして使えるものもあるようです。
製品によって微妙にピン配置が異なるのがモヤっとします。ヘッダピンが 10 本のものは 3.3V 専用のようですね。ヘッダピンが 12本のものにはレギュレータが付いており、5V でも動作します。
接続は SPI なので以下のようになります。
英語が苦手な私が言うのも何ですが、ピンヘッダの所のシルク印刷が意味不明です。
5v | GND |
LNT | CLK |
SO | WOL |
SCK | ST |
RST | CS |
Q3 | GND |
OCR で読み取ったみたいになっています。或いは電子部品に詳しくない人が他のボードを見ながら手入力したか、です。
5V | GND |
INT | CLK |
SO (MISO) | WOL |
SCK | SI (MOSI) |
RST | CS (SS) |
3.3 | GND |
正しくはこうです。SPI と 5V / GND の 6 本を接続すれば動作します。
ENC28J60 自体は 3.3V 動作のハズで、このモジュールは裏面にレギュレータ (AMS1117 3.3V) が載っています。5V トレラントという事ですが、「5V で使う場合、SPI 信号をレベル変換しなくていいのかな?」 と思わなくもないです。
ライブラリは IDE から ENC28J60 を検索すると幾つか出てきますが、私は uIPEthernet を使ってみました。標準の Ethernet / Ethernet 2 library と使い方が殆ど同じです。
ZIP で DL して Arduino IDE インストールフォルダの libraries フォルダ以下に配置するか、[スケッチ | ライブラリをインクルード | .zip 形式のライブラリをインストール...] でインストールします。
このまま使ってもいいのですが、2 つの理由でコンパイル時にワーニングが出ますので、ライブラリフォルダにある library.properties をテキストエディタで開き、赤字の部分を変更または追加しておくといいかと思います。
|
サンプルスケッチは [ファイル | スケッチ例 | UIPEthernet] にあります。インクルードするヘッダファイルを変更するだけで Ethernet シールド用のスケッチがそこそこ動作します。
V1 (W5100) | V2 (W5500) | UIP (ENC28J60) |
Ethernet.h | Ethernet2.h | UIPEthernet.h |
EthernetUdp.h | EthernetUdp2.h | UIPUdp.h |
See Also:
ここにある情報が役に立って、「調べる手間が省けたからオマイに飯でもおごってやるよ」 というハートウォーミングな方がいらっしゃいましたら、下のボタンからどうぞ。