シリアル通信の調査 / エスケープシーケンスの調査

シリアル通信の内容を調べたい事があります。自分で書いたシリアル通信のコードが正しく動作しているか調査したい事がありませんか?

また、ターミナルソフトのエスケープシーケンスの実装と実際の動作を確かめてみたい事がありませんか?



購入

小型の USB ハブは Amazon 等で購入できます。

USB シリアル変換モジュールは CP2102 のものを 2 つ用意しました。

お持ちでなければ、USB 延長ケーブルもあった方が便利かと思います。



各部詳細

2 つの USB シリアル変換モジュールを結線します。結線にはメス<->メスのジャンパーワイヤーが必要ですが、購入先によってはケーブルが付属している事があります。


そして USB ハブと合体させます。


USB 延長ケーブルと接続すればできあがりです。


そんなに高いものではないので、この用途専用と割り切って、ピンヘッダを除去してボード間を短いケーブルで接続するとコンパクトになっていいかもですね。他の用途で使いたいならピンソケットとかでも。




動作確認

USB 延長ケーブルを PC に挿すと COM ポートが 2 つ見えますので、片方に出力するともう片方で入力できます (当たり前ですが)。

USB シリアル変換モジュール一つを使い、TX と RX を短絡させるループバック接続でも事足りる事はありますが、画面描画が破壊されてテストにならない事もあるため、やはり USB シリアル変換モジュールを 2 つ組み合わせたものを持っておくと便利かと思います。

エスケープシーケンスの調査を行うには任意のターミナルソフトを 2 つ起動し、それぞれの COM ポートで通信します。片側でエスケープシーケンスを入力するともう片側で結果が表示されるため、ターミナルソフトのエスケープシーケンスの実装と動作をノーコーディングで確認する事ができます。


...とまぁ、ここまで書いておいてナンですが、スイッチサイエンスさんで「USB接続シリアル ループバックデバイス UUL-01」という製品が (委託) 販売されています。こちらの製品の方がスマートでいいかもですね。

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