VCL スタイル (Delphi XE2 以降)

 VCL で使えるスタイルの一覧です。

 最も簡単な使い方は、[プロジェクトオプション] でお好みの VCL スタイルにチェックを入れて "デフォルトスタイル" で VCL スタイルを選択するというものです。

 複数の VCL スタイルにチェックを入れてコンパイルすれば、実行時にスタイルを切り替える事ができます。アプリケーション実行時に、"利用可能な VCL スタイルの一覧" を得るには以下のように記述します。

uses
  ..., Vcl.Themes, VCL.Styles;

var
  StyleName: string;
begin
  // 利用可能な VCL スタイルの一覧を得る
  for StyleName in TStyleManager.StyleNames do
    begin
      ...
    end;
  ...  
end;  

 VCL スタイルを適用するには以下のように記述します。

  // VCL スタイルを "Slate Classico" に変更
  if not TStyleManager.TrySetStyle('Slate Classico'then
    begin
      // エラー処理
    end;

 アプリケーション起動時以外で VCL スタイルを適用するのはお勧めできません。VCL スタイル適用時にコントロールが再生成される事があるため、コントロールのハンドルを自前で管理していたりすると AV を拝む事になります。


XE3 以降の VCL Style

 XE3 以降だと $(BDS)\bin に VCL スタイルを確認するための VCLStyleViewer.exe があり、VCL スタイルを編集するための BitmapStyleDesigner.exe があります。

 また、ビジュアルコンポーネントには StyleElements プロパティが追加されており、ここを空 ([]) に設定すると、指定したコントロールのみスタイルの適用を除外できます。

See Also:


 BACK