Delphi の Application / Screen 変数のプロパティ一覧 (Delphi XE 時点)

 知ってるとわざわざ Windows API を駆使してコーディングしないで済む事があります。

Application 変数

プロパティ 説明 備考
ActionUpdateDelay DoActionIdle の呼び出しを遅延させます。  
Active アプリケーションがアクティブでフォーカスがあるかどうかを示します。  
ActiveFormHandle 現在アクティブなフォームの Windows ハンドルを提供します。  
AllowTesting 統合開発環境(IDE)の情報を示します。  
AutoDragDocking ドラッグされたウィンドウが自動的にドッキングされるかどうかを示します。  
BiDiKeyboard 中東など文字が右から左に読まれる地域で使用するキーボードマップの名前を指定します。  
BiDiMode アプリケーションを中東バージョンの Windows で実行するときのアプリケーションのレイアウトを示します。  
CurrentHelpFile 現在のヘルプファイルを指定します。  
DefaultFont アプリケーションで使用するデフォルトのフォントを示します。 MainForm の ParentFont はここを参照します。
DialogHandle アプリケーションで非 VCL ダイアログボックスを使用するためのメカニズムを提供します。  
EnumAllWindowsOnActivateHint ヒントの表示に使われる Boolean 変数。  
ExeName アプリケーションの実行可能ファイルのファイル名(パス情報を含む)を提供します。 ParamStr(0) と同義です。
Handle アプリケーションのメインフォーム(ウィンドウ)のウィンドウハンドルへのアクセスを提供します。  
HelpFile アプリケーションがヘルプを表示するのに使用するデフォルトのファイルの名前を指定します。  
HelpSystem ヘルプ システムで利用できるインターフェースへのアクセスを提供します。  
Hint Hint プロパティは,ヒントボックスに表示されるテキスト文字列を指定します。  
HintColor アプリケーションのヒントのヒントボックスの色を指定します。  
HintHidePause マウスがコントロールやメニュー項目から移動していない場合にヒントを隠すまでの一時停止時間を指定します。  
HintPause マウスポインタをコントロールやメニュー項目に移動したときにコントロールのヒントが表示されるまでの時間間隔を指定します。  
HintShortCuts アプリケーションのポップアップヒントにショートカット情報を含めるかどうかを指定します。  
HintShortPause 別のヒントがすでに表示されている場合にヒントを呼び出すまでの時間を指定します。  
Icon Windows タスクバーでアプリケーションを表すアイコンを決定します。  
MainForm アプリケーションのどのフォームがメインウィンドウかを示します。  
MainFormHandle アプリケーションのメイン フォームの Windows ハンドルを提供します。  
MainFormOnTaskBar Windows タスクバー ボタンを VCL で扱う方法を制御します。 Delphi 2007 以降で新規プロジェクトを作成するとデフォルトで True です。ここがTrue でないと最小化時のタスクバープレビューができなかったり、Windows 7 のエアロシェイクが利用できなかったりします。
ModalLevel 現在開いているモーダル フォームの数を表します。  
ModalPopupMode Windows の WS_POPUP スタイル関連するモーダル フォームの動作を制御します。  
NonBiDiKeyboard 文字を右から左に読まない場合に使用するキーボードマップの名前を指定します。  
PopupControlWnd ポップアップ コントロール ハンドラ ルーチンへのハンドルを表します。  
ShowHint アプリケーション全体を通じてヒントを使用可能にするか使用不可にするかを指定します。  
ShowMainForm アプリケーションの起動時にメイン フォームを表示するかどうかを指定します。  
Terminated アプリケーションが終了処理中であるかどうかを示します。  
Title 最小化されたアプリケーションを表すアイコンの下に付けるテキストを指定します。  
UpdateFormatSettings システムの設定が変更されたときにフォーマット設定を自動的に更新するかどうかを指定します。  
UpdateMetricSettings ヒントウィンドウとアイコンタイトルのフォントの設定を更新するかどうかを指定します。  

Screen 変数

プロパティ 説明 備考
ActiveControl 画面上で現在どのコントロールに入力フォーカスがあるかを示します。  
ActiveCustomForm 現在フォーカスを持っている TCustomForm の下位オブジェクトを示します。  
ActiveForm 現在どのフォームにフォーカスがあるかを示します。  
CaptionFont  
Cursor マウスカーソルイメージをグローバルに制御します。  
CursorCount アプリケーションで利用可能なカーソルの数。  
Cursors アプリケーションで使用できるカーソルをリストします。  
CustomFormCount 画面に表示されているフォームまたはプロパティページの数を示します。  
CustomForms 現在アプリケーションで表示されているすべてのフォームとプロパティページをリストします。  
DataModuleCount 現在アプリケーション内でインスタンス化されているすべてのデータモジュールの件数を示します。  
DataModules 現在アプリケーション内でインスタンス化されているすべてのデータモジュールをリストします。  
DefaultIme TScreen オブジェクトが作成されるときにアクティブなインプットメソッドエディタ(IME)を示します。  
DefaultKbLayout アプリケーションの起動時にアクティブだったキーボード配置へのウィンドウハンドルを示します。  
DesktopHeight 仮想デスクトップ全体の高さを指定します。 マルチディスプレイで画面全体の高さを求めたい場合に。
DesktopLeft 主ディスプレイの左上隅を基準にデスクトップの左端の x 座標を指定します。  
DesktopRect 主ディスプレイの左上隅を基準に仮想デスクトップの境界を指定します。  
DesktopTop 主ディスプレイの左上隅を基準にデスクトップ全体の上端の y 座標を指定します。  
DesktopWidth 仮想デスクトップ全体の幅を指定します。 マルチディスプレイで画面全体の幅を求めたい場合に。
FocusedForm フォーカスが当たっているフォームへの参照を提供します。  
Fonts 画面で使用できるフォント名をリストします。  
FormCount 画面に表示されているフォームの数を示します。  
Forms アプリケーションで現在表示されているすべてのフォームをリストします。  
Height 画面の縦方向のサイズをピクセル数で示します。 マルチディスプレイの場合、主ディスプレイの縦方向のピクセル数。
HintFont ヘルプヒントを表示するのに使用するフォントを指定します。 英語版 Windows 等でヘルプヒントにて日本語を表示する場合にはここを明示的に指定します。
IconFont ファイル選択ダイアログでアイコン上のラベルを表示するのに使用するフォントを指定します。  
Imes システムにインストールされているすべてのインプットメソッドエディタ(IME)をリストします。  
MenuFont メニューコマンドに使用するフォントを指定します。 メニューのフォントを変更します。"メニューのフォント = システムデフォルトの UI フォント" なので、OS のシステムデフォルト UI フォントを得たい時にも使えます。
MessageFont メッセージ ボックス内のテキストの表示に使用するフォントを指定します。 英語版 Windows 等でメッセージボックスにて日本語を表示する場合にはここを明示的に指定します。
MonitorCount デスクトップを構成するディスプレイの数を示します。 画面の位置を覚えるアプリケーションの場合にはここを参照するべきです。理由
Monitors デスクトップを構成するのに使用する各ディスプレイへのアクセスを提供します。  
PixelsPerInch 垂直方向の論理インチとなる画面ピクセルの数です。 DPI 通常は 96。
PrimaryMonitor 主モニタへの参照を提供します。  
SaveFocusedList 現在フォーカスが当たっているフォームのリストを表します。  
Width 画面の水平サイズ(ピクセル数)を示します。 マルチディスプレイの場合、主ディスプレイの縦方向のピクセル数。
WorkAreaHeight 主ディスプレイの作業領域の高さを指定します。 タスクバーを考慮した主ディスプレイの縦方向のピクセル数。
WorkAreaLeft 主ディスプレイの作業領域の左端を指定します。  
WorkAreaRect 主ディスプレイの作業領域の境界を指定します。  
WorkAreaTop 主ディスプレイの作業領域の上端を指定します。  
WorkAreaWidth 主ディスプレイの作業領域の幅を指定します。 タスクバーを考慮した主ディスプレイの横方向のピクセル数。

 Application / Screen 変数は Forms を uses すると利用可能になります。漏れがあったらゴメンナサイ。備考は適宜追加します。


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