Delphi 2005 Update 2 リリース情報

このファイルには，メインの製品文書に記載されていない重要な追加情報が記載されています。このファイルの内容にはすべて目を通されることをお勧めします。

インストール，配布，およびライセンスの問題については，Install，Deploy，License の各ファイルを参照してください。これらのファイルは，デフォルトで C:\Program Files\Borland\BDS\3.0 に置かれています。

内容

このファイルは自己展開型の実行ファイルです。ファイルをダブルクリックするとインストールが始まります。
このアップデートをインストールする前に Delphi 2005 を終了している必要があります。
このアップデートをインストールするためにはオリジナルの Delphi 2005 のインストールメディアが必要です。アップデート中に Delphi2005Disk1 と Delphi2005Disk2 のディスクが要求されます。
インストールした後，このアップデートのみの削除はできません。
このアップデートは Delphi 2005 の初期リリース，または Delphi 2005 Update 1 に適用されます。

アップデートインストーラの最後のダイアログに，アップデートが正しく完了したかどうかが表示されます。また，次にように確認することもできます。

Windows のコントロールパネルを開き，「プログラムの追加と削除」をクリックして Borland Delphi 2005 の製品を探してください。「サポート情報を参照するには，ここをクリックしてください」と書かれているリンクをクリックし，Version が 9.0.2 になっていることを確認してください。
レジストリエディタでレジストリを開き HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\BORLAND\BDS\3.0 に移動して "ProductVersion" と "UpdatePackInstalled" 文字列値がそれぞれ 9.0.2 と 2 であることを確認してください。
Delphi 2005 を起動し，[ヘルプ | バージョン情報] を選択してバージョン情報ダイアログを表示させてください。Update 2 が正しくインストールされていることが製品名とバージョン情報に反映されていることを確認してください。

Readme 中の「Janeva に関する注意事項」を以下に訂正いたします。

デザイナから型付きデータセットが消えてしまうという問題があります。この問題は，型付きデータセットの追加後直ちにプロジェクトをコンパイルすることによって回避できます。
リモートデータモジュールを作成する場合に「タイプライブラリのインターフェース IAppServer を見つけることができません」というエラーがでて、リモートデータモジュールを作成できない場合があります。この問題を解決するには midas.dll のタイプライブラリを手動で登録する必要があります。以下のように tregsvr ツールに -t オプションをつけて midas.dll を登録してください。
スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」から実行する場合には、以下のコマンドを指定してください。
tregsvr -t <Windows の System32 ディレクトリ (通常は c:\Windows\System32 )>\midas.dll
コマンドプロンプトから実行する場合には
<Delphi 2005 のインストール先ディレクトリ>\bin\tregsvr -t <Windows の System32 ディレクトリ>\midas.dll

Windows レジストリの編集は各自の責任で実行してください。レジストリは，オペレーティングシステムにとって重要なコンポーネントです。編集に誤りがあると，コンピュータが機能しなくなる可能性があります。このマニュアルおよび他の製品マニュアルで，レジストリの編集方法について説明しています。できる限り Microsoft の Regedit レジストリエディタツールを使用することをお勧めします。どの編集ツールを使用する場合でも，編集の前にレジストリのバックアップを作成してください。また，使用する編集ツールの使用方法とレジストリの編集手順を完全に理解しておく必要があります。