エミュレータのセットアップ

Appmethod 無償版ではエミュレータ (AVD: Android Virtual Device) を使った開発も可能です。


AVD で Android 仮想デバイスを作成する

  1. Android AVD Maneger を開きます。
  2. [New] ボタンを押して新しい仮想デバイスを作成します。
  3. 以下のように設定し、[OK] ボタンを押して下さい。

    項目
    AVD Name MY_AVD (任意の名前)
    Device Nexus 4 (4.7", 768 x 1280: xhdpi)
    Target Android 4.4 - API Level 19
    Memory options (RAM) 1 GiB
    Internal Storage 1 GiB
    SD Card (Size) 1 GiB
    Emulation Options "Use Host GPU" にチェック
  4. 仮想デバイスが作成されました。

仮想デバイスの起動と確認

  1. 作成した仮想デバイスを選択し、[Start] ボタンを押します。
  2. このまま [Launch] ボタンを押します。
  3. エミュレータが起動します。

    この時、リストにエラーが出ている場合には、正常に仮想デバイスイメージが作られていない可能性があります。比較的空いているドライブのパスを環境変数 ANDROID_SDK_HOME に設定し、再度仮想デバイスの作成を行ってみてください。

  4. エミュレータで仮想デバイスが起動しました。
  5. コマンドプロンプトを開き、ADB で認識されているか確認してみましょう。adb devices で接続されているデバイスをリストアップできます。adb が見つからない場合には、%PUBLIC%\Documents\Embarcadero\Studio\xx.x\PlatformSDKs 以下から探し、パスを通すかディレクトリを移動して実行してみてください (xx.x は Appmethod のバージョンにより異なります)。
    Microsoft Windows [Version 6.1.7601]
    Copyright (c) 2009 Microsoft Corporation.  All rights reserved.
    
    C:\>adb devices
    List of devices attached
    emulator-5554   device
    
    C:\>

ADB で認識されていれば、[プロジェクトマネージャ] の [ターゲットプラットフォーム (Android) | ターゲット] に作成した仮想デバイスが表示されているハズです。

仮想デバイス (エミュレータ) が起動しているのに [プロジェクトマネージャ] に表示されない場合は、[ターゲット] ノードを右クリックして "更新" を行ってみてください。

断っておきますが、エミュレータでの開発は現実的ではありません。Appmethod でのコンパイルはわりとすぐに完了するのですが、

このようなプロセスを経るのに加え、エミュレータが絶望的に遅いのでエミュレータでのデバッグは困難です。「エミュレータを使った開発も可能」とは書きましたが、それが使い物になるかどうかは別の話です (^^;A



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